「このままじゃ、自分の人生を生きていない気がする」
そう感じながらも、忙しさに流されて毎日が過ぎていく…。
かつての私は、まさにそんな状態でした。
仕事も家事も子育ても全力。でも、自分の心はどんどん置き去りになっていたんです。
子どもに言われたひと言で気づいたこと
当時の私は朝6時に家を出て、夜8時に帰る遠距離通勤の会社員。
子どもと夕飯を食べたい一心で勤務時間を前倒しし、朝の送りは夫にお願いしていました。
本当は「おはよう」と言って朝ごはんを一緒に食べたかったし、送り迎えもしたかった。
けれど平日はほとんど関われず、母親としての罪悪感ばかりが募っていきました。
夜は夕飯・お風呂・寝かしつけを慌ただしくこなし、子どもに「早く早く!」とまくし立てるような毎日。
そんなある日、娘に言われたひと言が胸に刺さりました。
「ママばっかり大変でかわいそう」
仕事を続けることで「かっこいいママでいたい」と思っていたのに、子どもの目には「かわいそうなママ」と映っていたのです。
その瞬間、気づきました。
娘の何気ないひと言をきっかけに、とっくに自分のキャパを超えていたこと。
そして、自分が出していたSOSを自分自身が無視していたことに。
もりのようちえんで見つけた「本当の自分」
第二子が通ったもりのようちえんで、自然の中で過ごす時間を持てたことは大きな転機でした。
自然の中で過ごす時間の中で、私は久しぶりに心が生き返る感覚を味わいました。
霜柱を踏む音、焚き火の匂い、冷たい水の感触。
子どもと笑い合いながら土にまみれる時間は、心の奥が生き返る感覚でした。
一方で、都会のオフィスで「ちゃんとしなきゃ」と鎧を着て頑張る私。
その対比があまりにも鮮明で、胸がざわつきました。
「もしこのまま定年まで無理を続けたら、きっと心も体も壊れてしまう」
そう思った瞬間、初めて自分の未来を真剣に考え始めました。
朝活と仲間との出会い
その頃に出会ったのが、自己理解やキャリアを考えるオンラインコミュニティ。
ちょうど朝活が始まるタイミングで、「これだ!」と直感して参加を決めました。
毎朝Zoomを繋いで「おはよう」と交わすだけで、心が少しずつ元気になっていくのを感じたんです。

やらない後悔より、やってみての後悔を選ぼう!小さな行動の積み重ねでどんどんマインドが変化していきました。
この言葉がすっと腑に落ちて、行動がどんどん軽くなっていきました。
違和感を無視せずに選んだ道
朝活を通じてジャーナリングや感謝ワークを続けるうちに、心の声がはっきりと聞こえるようになりました。
「この仕事を続けるのはもう難しい」
そう思い、退職を決意。私は自分の本音にたどり着きました。
夫は最初こそ反対しましたが、私の覚悟を理解してこう言ってくれました。
「20年近く頑張って働いてくれてありがとう。少しゆっくりして、自分らしく働けるお仕事を見つけてね」
子どもたちも、送迎や授業参観に来られるようになった私を嬉しそうに迎えてくれました。
朝活がくれた「人生の軸」
会社員時代の私は、ただタスクをこなして、疲れとストレスで爆発する毎日でした。
今は違います。
朝時間を持つことで「こうありたい」という軸ができ、迷わず行動できるようになったのです。
朝活は、ただの早起きではありませんでした。
「自分の心に正直になる練習」であり、「自分らしい人生を選ぶ力」をくれたのです。
まとめ
あの頃のわたしに声をかけるなら、こう伝えたいです。
「肩書きや年収にしがみつかなくても、あなたを大切に思う人は変わらずそばにいる。
だから“こうでなければ”と自分を縛らなくていいよ。」
そして今、この記事を読んでくれているあなたへ。
小さな朝時間は、自分の心と未来に向き合うための余白です。
20分でもいい。自分のために朝を過ごすことで、人生は静かに、でも確かに動き始めます。
どうか、あなたにとっての「朝時間」が、新しい一歩を後押ししてくれますように。
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