発酵食って、魅力的で気になっている方も多いはず!
でも、「めんどくさそう」「手間がかかりそう」って感じたこと、ありませんか?
実は、私も最初はそうでした。
でも、ひとつやってみたら、暮らしがほんの少し整って、
何より、豊かな気持ちで満たされるようになりました。
この記事では、
発酵初心者だった私が味噌づくりをきっかけに発酵食にハマった理由と、
そこから広がっていった日々のちいさな変化をお話しします。
もしあなたも、
「やってみたいけど、ちょっとハードルが高いかも」
そんなふうに感じているなら、ぜひ読んでみてくださいね☺️
この記事はこんな方におすすめ
- 発酵食に興味があるけれど、なんだか難しそうと感じている
- 味噌や甘酒、ぬか漬けを一度は手作りしてみたいと思っている
- 子どもや家族の健康のために、できるだけ体にやさしいごはんを作りたい
- 暮らしを整えて丁寧に過ごしたいと思っている
発酵との出会いは、子どもが生まれたときだった
第一子が生まれて育休中だったある日。
「この子に、少しでも体にいいものを食べさせたい」
そんな想いが、自然と心に芽生えました。
同時に、子どもが大人になるまで元気でいられるように。
そして、親としての私自身も健康でいたい。
そんな願いも強くなっていきました。
何から始めればいいのか分からなかったけれど、
ちょうど子どもの離乳食の食べが悪くて悩んだり、乳腺炎に苦しんだり…。
「食事が身体を作る」
この言葉を意識するようになっていた頃、
まずは“食材選び”から整えてみようと考えました。
そのとき出会ったのが【パルシステム】です。
特に印象的だったのが卵でした。
一般的な卵は、鶏の飼料に抗生物質などが入っていることもあるけれど、
パルシステムの卵は飼料に薬を一切使っていないことを知り、
信頼できると思ったんです。
そんな中で、冬になると販売されるパルシステム び「味噌づくりキット」が気になって。
「子どもと一緒に作ったら楽しそう!」と思い、
初めての味噌づくりに挑戦してみました。

初めての味噌づくりは、ちょっと大変で、すごく楽しかった
味噌づくりは、
パルシステムのレシピと、ネットで調べた作り方を参考にしながら
見よう見まねでやってみたのが最初でした。
大豆を茹でる時間が思った以上にかかって、
「柔らかくなるの、まだかな…?」と何度も鍋をのぞいたことを覚えています。
でも——
お豆を潰して麹と混ぜて。
大きく丸めて、容器に詰めて、
カビが生えないように塩をかぶせてラップで空気を遮断して。
そのひとつひとつの手仕事が楽しくて、
1歳ちょっとだった娘も一緒に作業を楽しんでくれました。
(粘土遊びみたいな感覚だったと思います)
数ヶ月後、自分で仕込んだ味噌を食べたとき、
「おいしい!」という感動と一緒に、
心の奥からじんわり嬉しさが広がったのを、今でも覚えています。
自分たちの住んでいる環境や、
自分たちの手についている常在菌で発酵した味噌。
“我が家の味”を、家族で食べられるということ。
これは、手作りだから美味しい!という単純なことではなくて、
ものすごく豊かで、愛おしい時間だと感じたのでした。

味噌からぬか漬け、甘酒へ|広がっていく発酵の楽しみ
味噌づくりがきっかけで、
私はどんどん発酵に惹かれていきました。
次に挑戦したのは、ぬか漬け。
実は、実家は、料亭を営んでいて、
祖母や母が毎日ぬか床をかき混ぜていたのを見て育ちました。
あの“ぬか床の香り”も、“お新香の味”も、私の中にずっと残っていて——
「自分でもあれが作れたら」と、ぬか床を1から仕込みました。
そしてもうひとつ、好きだったのが米麹の甘酒。
(※酒粕の甘酒はちょっと苦手でした…笑)
こちらも、自分で炊いたお米に米麹と水を加えて、炊飯器で60℃保温。
たくさん作っては冷凍して、飲みたいときに解凍して飲むのが、ささやかな幸せの時間でした。
特別な道具がなくても、
手間ひまをかけた分、ちゃんと心が満たされる。
そんな感覚が、少しずつ育っていきました。
発酵食が暮らしにもたらしてくれたもの
正直に言えば、
元々便秘体質だったとか、大きな不調があったわけではありませんでした。
だから、発酵食を取り入れたからといって、
劇的に体調が変わった!というような変化はありませんでした。
でも、手作りしたものの安心感と満足感は全然違う。
市販の調味料のように、
保存料や添加物が入っているわけではない。
我が家の常在菌入りで発酵した味噌やぬか漬け、甘酒。
「これが我が家の味なんだ」と思えるだけで、
食卓のひと皿が、特別なものに変わっていったんです。
丁寧な暮らしって、
インスタ映えするものや完璧なキッチンじゃなくて。
手の届く範囲で、自分に優しくできること。
発酵は、そんな暮らしの入り口だったように思います。

はじめの一歩は、もっと気軽でいい。
発酵食に興味があるけど、
「なんだか難しそう」「面倒くさそう」
そう思っている方も多いかもしれません。
でも実は、やってみると本当に簡単。
お米と麹を60℃で保温するだけで甘酒に。
味噌も、大豆を茹でて塩と麹を混ぜるだけ。
糠床も1から育てなくてもスーパーで買えますし、無印良品の糠床が美味しくておすすめ!
思っているよりずっとシンプルで、
“昔のおばあちゃんたちがやってきた感覚”を知ることで、
日常に取り入れやすいものだと思うのです。
(やったことがないこと、知らないことを始める時って億劫ですものね)
今はどんな材料もAmazonやスーパーですぐ手に入れられますし、
市販の乾燥麹のパッケージの裏にもレシピが書いてあります。
気負わず、ちょっとだけやってみる。
それだけで、世界がすこし広がるかもしれません。
このブログが、そのきっかけになれたら嬉しいです☺️
ぜひ、あなたのペースで楽しんでみてくださいね。
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