「砂糖を使わずに、体にやさしい料理が作れたらいいな」
そう思って、私は甘酒をお料理に取り入れるようになりました。
この記事では、甘酒を調味料として使うメリットから日常的に作っている甘酒活用レシピ3選をご紹介します。
どれも自然な甘さで美味しくヘルシーで女性に嬉しいポイントがいっぱいです。ぜひ、ご参考にしていただけたら嬉しいです。
甘酒を調味料として使うメリットとは?
甘酒というと、冬に熱々にして飲むもの、というイメージが強いかもしれません。
でも、実は調味料としてもとても優秀なんです。
美容や健康を気にする人にとって、甘酒を料理に取り入れることはメリットしかありません。ここでは、その理由を3つご紹介します。
①栄養たっぷり!甘酒は「飲む点滴」
米麹甘酒はアルコールを含まず、小さなお子さんや妊娠中の方でも安心。
麹が発酵する際にビタミンB群が生成されるため、疲労回復や肌荒れ予防にも効果が期待されています。
②砂糖を減らせる
普段、料理やお菓子作りの時にお砂糖をたっぷり入れて、罪悪感を感じることってありませんか?
甘酒の甘さは、麹が米のデンプンを分解して作るブドウ糖によるものです。お砂糖を使わずとも、自然な甘さが楽しめて罪悪感がないうえに身体に優しい。
③腸内環境を整える
腸内環境を整えるオリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれています。
私の麹仲間には、甘酒を毎日摂るようになってからお通じが整い、お肌がキレイになったという方もいます。
私自身はもともと便秘などの悩みはなかったので、お通じで実感することが無いのですが、加齢とともに腸内環境を意識することが大事になってくると思うので、身体に入れるものはこだわりたいと思っています。
甘酒レシピ① やさしい甘さの卵焼き

子どものお弁当に欠かせない卵焼き。
以前は砂糖やみりんを入れていましたが、砂糖を入れる時にどうしても罪悪感がありました。
なるべく身体に良いものを選びたい!という想いで、てんさい糖やマスコトバ糖、きび砂糖を使っていますが、どうしても少し茶色っぽい見た目の卵焼きになるんですよね。
ある日、お砂糖の代わりに甘酒を入れてみたら──
驚くほど優しい甘さに仕上がって、見た目もキレイな黄色のふんわり卵焼きが出来ました。
我が家流の分量(3~4人分)
- 卵:4個(M〜Lサイズ)
- 甘酒:大さじ4~5
- 塩:ひとつまみ
- 本みりん:小さじ1(なくてもOK)
作り方
- ボウルに卵、甘酒、塩、みりんを入れてよくかき混ぜる。
- フライパン弱火〜中火で、数回に分けて焼きながら巻く。
- 麹が焦げやすいため、目を離さずに焼くのがポイント。
コツ:みりんを少し入れると冷めてもふっくら。
アレンジ・活用例
- チーズや青ねぎを加えてアレンジ
- お弁当や朝食にぴったり
甘酒だけでも甘味としては十分ですが、料理人の父から「みりんを少し入れると冷めてもふっくらする」と教わり、ほんの少し本みりんも足しています。
大事なポイントは 弱火〜中火で焦げないように見守ること。
麹は焦げやすいので、焼いている間はコンロから離れないのがおすすめです。
とてもやさしい甘さで、子どものお弁当にも大活躍です。
ちなみに、この卵焼きに使っている我が家の「こだわり調味料」をご紹介します。
卵焼きにはいつも「飛鳥山みりん」を使っています。
上品な甘みとコクが出るので、砂糖を加えなくてもまろやかな仕上がりに。
我が家の卵焼きの“隠し味”です。
甘酒レシピ② 朝にもぴったりフレンチトースト

通常のフレンチトーストは「卵+牛乳+砂糖」で卵液を作りますが、砂糖を甘酒で代用することで、優しい甘さになるだけでなく、罪悪感なくいただけるから不思議です。
さらに牛乳を豆乳に変えると、よりヘルシーに仕上がります。
最初は子どもたちが甘味の違いに気づくかなと心配しましたが、「こっちの卵焼きのほうが好き!」と喜んでくれました。
材料(2人分)
- 食パン … 2枚
- 卵 … 1個
- 甘酒 … 大さじ4〜5
- 豆乳(または牛乳) … 100ml
- バター … 少々
作り方
- 卵、甘酒、豆乳を混ぜて卵液を作る。
- パンを卵液に浸す。(食パンであれば4頭分くらいに切ると染み込みやすい)
- フライパンにバターを溶かし、両面に焼き目がつくまで火を通す。
- 粉糖やはちみつなどお好みのトッピングで盛り付けする。
おすすめトッピング
- フルーツ(バナナ、いちごなど)
- グリークヨーグルト、はちみつ、ジャム、粉糖
- ナッツ、シナモン
前日仕込みで、冷蔵→朝焼くだけで時短にも◎
甘酒レシピ③ 甘酒だれの照り焼き

料理教室で教わったレシピを応用して作っている我が家の甘酒だれの照り焼き。
もともとはお麩を素揚げして甘酒だれを絡めるヘルシー料理が原点でしたが、我が家では鶏の照り焼きやぶりの照り焼きにも使っています。
煮詰めていくと、まるでみたらし団子のタレ風に!
|おかずにもスイーツにも万能に使える常備だれです。
基本の甘酒だれ(保存可)
- 甘酒 … 大さじ3
- 醤油 … 大さじ2
- みりん … 大さじ1
- 酒 … 大さじ1
- 生姜すりおろし … 少々
鶏肉の甘酒照り焼き
- 鶏もも肉 … 300g
- 甘酒だれ … 大さじ3〜4
- 油 … 少々
作り方
- 鶏もも肉(300g)を皮目から焼き、余分な油を拭き取る。
ポイント:鶏肉の油が出てきたら、キッチンペーパーで拭き取りながら焼くと皮がパリッとします! - 甘酒だれを加えて煮詰め、照りを出す。
応用レシピ
- 素揚げしたお麩に絡めて副菜に
- 魚の照り焼き(ブリ)
- 片栗粉で少しとろみをつけて、白玉団子にかけて和スイーツに
豆知識:甘酒の栄養素と美容・健康効果
米麹の甘酒は、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富な発酵食品です。
- ブドウ糖 → 疲労回復に
- 必須アミノ酸 → 代謝・肌や筋肉の材料に
- ビタミンB群 → 美肌・代謝サポート
- 食物繊維・オリゴ糖 → 腸活・便秘改善に
- コウジ酸 → 美白ケア成分(化粧品にも使われる!)
私自身も、毎日甘酒を取り入れるようになってから、肌がツルツルしてきたり、お通じが整ったりと変化を感じています。
※あくまで個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
私が甘酒作りでずっと愛用しているのが、この「みやここうじ」の乾燥麹。
香りも優しくて失敗知らずなので、はじめての方にもおすすめです。
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まとめ
この記事では、発酵食は難しそう、続けにくそう──
そう思っている方にこそ試してほしい「甘酒を調味料として使う」シンプルな方法をご紹介しました。
甘酒は飲むだけでなく、調味料として料理やお菓子に活用できる発酵食品です。
砂糖を減らしたい方、家族の健康を気遣う方にぴったり。
卵焼き・フレンチトースト・照り焼きの3つレシピは、いずれも自然な甘みと発酵の栄養が生きる体にやさしいレシピです。
今回のレシピはどれも簡単で、毎日の食卓に取り入れやすいものばかり。ぜひ一度試してみてくださいね。
※身体に良いからと言って摂取し過ぎると、お腹が緩くなる人もいるそうなので、ご注意ください。
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次の記事もお楽しみに!
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