今日は、炊飯器や発酵機がなくても作れるオーブンを使った甘酒レシピをご紹介します。材料は3つだけで失敗知らずの方法なので、甘酒作りが初めての方でも安心です。
この記事はこんな方におすすめ
- 甘酒を手作りしてみたいけど、炊飯器や発酵機がない
- 美容や健康のために発酵食を取り入れたい
- 忙しい中でも、手軽に発酵生活を始めたい
- 子育て・仕事・家事を両立しながら、丁寧な暮らしを楽しみたい
オーブンで甘酒を作るきっかけ
最近、甘酒の魅力に目覚めた私。
実は10年ほど前に、自分で甘酒を作っていたことがありました。
当時は育休中で時間にも余裕があり、炊飯器で温度管理しながら手作り甘酒を楽しんでいたんです。
ただ、温度管理の手間がかかるので頻繁に作るのは大変で、1回でたくさん作って冷凍ストックす
ることも。
育休復帰後は、甘酒を続けたい気持ちはあったけれど、手間がかかることを考えると、なかなか続けることができませんでした。
でも、手作り甘酒の美味しさと体へのやさしさは、ずっと心に残っていました。
そして2年前。
退職して自分のペースで暮らせるようになった私は、「もう一度好きなことをやってみよう」と思い、月1ペースで発酵料理教室に通いはじめました。
その中で出会ったのが、
「甘酒を料理やスイーツに活かす」という発想です。
仕込むだけじゃなく、使い道が広がることにワクワクして
「もう一度、家で作ってみたい!」と思うようになりました。

新しい家電を増やしたくない
発酵教室では、ヨーグルトメーカーやスープジャーを使う方法を教えてもらいました。
ただ、発酵機って1万円以上するし、炊飯器を手放してキッチンをすっきりさせている私としては、用途の限られる家電をこれ以上増やすのはちょっと…と思っていました。
スープジャーも持っているのですが、1回に作れる量が少ないし、6時間きちんと温度をキープできるのか不安で。
そんなとき、ふと思い出したんです。「そういえば、うちのオーブンレンジに発酵機能があったような…」
さっそくキッチンの本棚にあったレシピ集を見てみると、なんとPanasonicのビストロ(NE-BS808)で作る甘酒のレシピが載っていたんです。
「まずは今あるものでやってみよう」と思って、さっそくチャレンジしてみることにしました。
材料(約1kg分)
- ごはん(室温) ……150g
- 乾燥米麹 ……200g(みやここうじを愛用しています)
- お湯(60℃) ……3カップ(約600ml)
使用する道具
- 深めの耐熱ボウル(iwakiのガラスボウルを使用)
- ビニール袋(米麹をほぐす用)
- ラップ
- 温度計(お湯の温度確認用)
使用機器
Panasonicビストロ(NE-BS808) ※発酵機能付きのオーブンレンジなら応用可能です
▶ 商品詳細はこちら
Panasonicビストロ(NE-BS808)
【完全版】オーブンで作る甘酒レシピ
作り方
① 下準備 清潔な耐熱ボウルにごはんとお湯(60℃)を入れて、しゃもじでよくほぐします。ごはん粒が残らないよう、丁寧に混ぜてください。
② 米麹の準備 ビニール袋に乾燥米麹を入れて、手でよくほぐします。固まりがなくなったら、①のボウルに加えてよく混ぜ合わせ、表面を平らにならします。
③ 発酵準備 ボウルにぴっちりとラップをかけ、角皿にのせてビストロの下段に設置します。
④ 発酵開始 オーブン設定:余熱なし【60℃・360分(6時間)】で加熱開始
⑤ 完成 加熱後、よくかき混ぜて味を確認。甘い香りがして、とろりとした状態になっていれば完成です。粗熱が取れたら冷蔵庫で保存してください。


失敗しないポイント3つ
1. ラップはぴっちり密閉する 甘酒にオーブン臭が移らないよう、ラップは隙間なく密着させましょう。
2. お湯の温度は必ず60℃に 熱すぎると麹菌が死んでしまい、温度が低すぎると発酵が進みません。一手間かかりますが、温度計での確認がおすすめです。
3. 清潔な道具を使う 雑菌の繁殖を防ぐため、使用する道具はすべて清潔にしておきましょう。
アレンジ:お粥から作る場合
今回は炊いたご飯で作りましたが、1合のお米を3合分の水でお粥にすれば、乾燥米麹と混ぜるだけ!(お湯3カップを入れる必要なし)
手作り甘酒の保存方法と日持ち
保存方法
- 冷蔵保存:清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存
- 冷凍保存:小分けして冷凍用保存袋で保存も可能
日持ち
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:約3ヶ月
保存のコツ
琺瑯容器に入れると、においが移りにくく、見た目も美しく保存できます。小分けして冷凍保存すると、使いたい分だけ取り出せて便利です。
女性に嬉しい甘酒の美容・健康効果とメリット
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高い発酵食品です。
主な効果
- 腸内環境を整える:オリゴ糖や食物繊維が腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善をサポート
- 免疫力アップ:腸内環境改善により免疫機能が向上
- 美肌効果:ビタミンB群とアミノ酸が肌の新陳代謝を促進
- 疲労回復:ブドウ糖とアミノ酸が疲れた体をサポート
- ストレス緩和:GABAが含まれるので、リラックス効果に期待
- 夏バテ対策:少し塩を入れることで美味しく塩分チャージ
私の実感
毎日甘酒を飲むようになってから、肌がツルツルしてきたと感じています。また、麹の酵素でお肉や魚を柔らかくする効果もあるので、調味料としても重宝しています。
まとめ|甘酒は、暮らしを整えるやさしい発酵習慣
炊飯器がなくても、発酵器がなくても大丈夫。「家にあるもので作れる」「シンプルで簡単」これが、発酵食の本当の魅です。
今回は、ビストロのオーブンを使った甘酒づくりをご紹介しました。発酵機能のあるオーブンレンジがあれば応用可能なので、気になった方はぜひ、週末にでも試してみてくださいね。
手作り甘酒で、暮らしを整えるやさしい発酵習慣を始めてみませんか?



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